先生の気持ち 生徒の気持ち

ずいぶん前に、クムオラナがこんなお話しをしてくださいました。

ある日、オラナの生徒がハラウフラオラナに入会したいという友人を連れて来ました。

聞けば、その友人は他の教室の生徒でしたが、ルール違反をして破門になったばかりでした。

ハラウによっては クムや指導者が髪を切るしきたりがあります。

長い髪にはマナ(奇跡を起こす力)が宿んでいると言われていますが、彼女は髪型を変えたくて勝手に髪をカットしてしまったのでした。

そんな事情を知ったクムオラナ。

クムは彼女にこう話したそうです。

「 私の教室にそんな不幸な人を迎えることは避けたいの。」

私はここまで聞いて、そりゃそうだ！ 

自分のハラウは大事、守りたいのは当然、と、思いました。

ですが、その後のお話が最高です。

「 だからね、あなたは元の長さまで髪を伸ばして、以前のお教室の門を叩きクムフラに謝り再入会しなさい。それであなたも周りもハッピーよ。」

さすが！  気が付きそうで気が付かないこの解決策。

やはり、偉大なるクムフラは違いますね。

といいますか、クムフラにはクムフラのお気持ちがあるのだと、生徒は分からないものなんですよね。

ルールを破り髪を勝手に切られた先生の気持ちよりも破門にされた悔しさで頭がいっぱいなのが生徒。

師弟はお互いに必要としてるでしょ。

教室変えて解決は無いし、

このままでは綺麗に踊れない。

クムオラナは即座にキャッチなさった訳です。

素敵なエピソードでしよう？

お稽古ごとの師弟にかぎらず、  

会社の上司部下の関係にも通じるところがありますよね。

先生は自分の生徒たちのこと、

いつだって大好きなんです！

創立10周年記念ホーイケの幕が降りた直後、

クムオラナがねぎらってくださり、涙、涙。

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出番前にケイキたちにエールを送る佐竹先生、笑

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今日も良い一日を！

Mahalo.